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(住宅誌インタビューより)

長男がアレルギー体質のため、健康や安全には人一倍の関心を寄せてきたAさん。家づくり計画前の幼稚園検討も例外ではなく、床が無垢材で広いウッドデッキがあり、園庭で自由にのびのび遊ぶ自然体の幼稚園を選択しました。いわば、その延長線上にあるのがAさんの住まい。「身体に良くないものは使いたくなかった。零の家なら大丈夫だと思ったんです」。自然素材・室内外の繋がり・自然エネルギーの活用は、すべて幼稚園と共通のキーワード。ペレットストーブもその一つで、実はAさんはもともと憧れやこだわりから導入したわけではなく、幼稚園をきっかけに「炎と暮らしてみたい」と思うようになったそう。「ホワっとした暖かさがいいし、薪よりも手軽なので」と採用を決め、さらに空気集熱式ソーラーシステムそよ風との組み合わせで、エアコンに頼らない暮らしを実現しました。「冬の乾燥対策に湯沸しがしたくて天板料理できるタイプを選びました。せっかくなので、いろんな料理を試したい」と始めて迎える冬を心待ちにしています。

南東に向かって広がる大きな窓は、風景を切り取るビューコーナー。ワイドな吹き抜けは開放感を高めるだけではなく、家全体に暖気を運ぶ通り道になっています。また、子ども達が庭で遊んだり、奥さんが畑の世話をしたりできるよう、土間やダイニングからすぐ外に出られる設計もポイント。木と土と炎に包まれながら、家族の心と体を健やかに育む住まいです。

DATA

敷地面積:91.46坪(302.96㎡)/ 延床面積:33.43坪(110.96㎡)/ 構  造:手刻みによる木組み / 設  計:福井素子一級建築士 / 所  在:仙台市青葉区

PHOTO DATA