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ZERO STAFF BLOG

2021.01.16暮らし

おさがりぐらし

菊地 史朗

菊地です。人生わからないもので、この築70年の古屋に住み始めた7年前は夫婦と子1人の3人家族でしたが、今は、子ども5人の7人で暮らしています。高2、中1、小5の男の子と、小1、年小の女の子。これまでは、誰一人として特定の部屋やスペース、机やイスは持たず、家全体が共有スペースでした。でも最近、在宅勤務が通常になったり、子どもたちがお年頃へ向かうのを機に、次の段階として零の社員大工さんにプチリフォームをしてもらいました。加えて私のDIYも。材料は、惜しまれながらも8月に閉店したゼロ村カフェの床板や梁、事務所で使っていた障子パーテーションや木の背もたれなんかのリユースです。

まずは、10畳ちょっとの細長い部屋に、男の子3人のための3連のロフトベッド。何とかこのスペースでやり繰りしてくれという、臭いものに蓋的な気持ちもありながらの計画でしたが、何とも羨ましい空間になり、私も混ぜて欲しいぐらいです。統一感がありながらも、個性が出て面白いですね。小5はサンタから届いたドローンを分解しては組み立て、中1はシャーペンを持ちノートに向かい、おっ勉強か!と思いきや漫画を描き、高2はアコギの練習をしています。ここで勉強しないのは想定内なのでがっかりしたりはしませんよ。自分自身に向き合い、自分とは何者なのかを、ゆるりと楽しみながら旅している感じかなと思って、微笑ましく見ています。

次に、和室の上のロフトです。もともとあった天井を剥がし勾配天井で暮らしていましたが、収納スペースが欲しいと思い今回計画しました。しかし、ここもまた予想以上に素敵に仕上がり、薪ストーブの温かさに包まれることからも、家の中で一番心地良い空間に。私は好きな椅子とキャンプ道具を持込み、妻は楽器を飾り、子どもたちは全巻そろいの漫画を並べます。“天国”と呼ばれる部屋になりました。ちなみに、上品に収まっている障子たちは、上谷刈事務所でパーテーションとして活躍してくれていたモノたちです。

最後に、12畳ほどあった土間に無垢床を。土間はとても好きなのですが、スノコを敷いて使うことが多くなり、それならと。既にカフェで使い込まれた杉の床板は、昔からこの家での時間を共有してきたかのように馴染んでいます。

上の写真は、土間だった頃のもの。

番外編ですが、中1と小5がやっているアイスホッケーのハンドリング練習場も。使用しない時は立て掛けておきますが、実はこれもおさがりです。撮影モデルのスタッフの佐々木君ご家族、高山さん、ごめんなさい。

無垢の木の良さは、温かさ・柔らかさもありますが、こうして使いまわせるところにもありますね。床板や梁や柱のカタチをしていても、実は素材のまんまです。経年変化による味わいも素敵ですし、削っちゃえば真新しい表情をも見せてくれます。合板フローリングではこうはいきません。最終的にリユースしないものは、薪ストーブや薪ボイラーでサーマルリサイクルです。

建築工房零は、国産無垢木材で家を建て、家具を作っています。それ自体がリデュースです。リデュース、リユース、リサイクル。やれやれのことの方が多いこんな暮らしですが、愛おしくて、ありがたくて、とてもお気に入りです。

追伸:“新たな日常のためのプチリフォームキャンペーン”を準備中です。お楽しみに。