ゼロダヨリ/暮らし人

人が暮らしをつくり、暮らしが人を育む。
シリーズ「零の家の暮らし人」。

eps.20 あるもの探しで豊かに暮らす

自然とつながる外と近い家

長雨の続く中、束の間の晴れ間が出た7月のある日。青葉区双葉ケ丘の坂の上に建つS様邸を訪ねた。自然石敷きのアプロ ーチを抜けると、雑木林のような背の高い木々に囲まれたすまいが出迎えてくれた。

ここに住むのは、Sさん夫婦と、生まれて2ヵ月のRくん。趣味は登山と話す夫婦の家づくりの希望は、自然の中で暮らしたい、という思いだった。住宅街でありつつ、台原森林公園もほど近く自然も感じられる双葉ケ丘に居を移すことを決めた。「寝室からの景色が良くて!朝起きて窓からの景色を見る時間が贅沢なんです」と話してくれた。

続く

eps.19 つながりはアナログに

斜めの袖壁と煙突のあるすまい

大崎市古川の住宅街の一角にある、斜めの袖壁と煙突が特徴的なAさんの家にお邪魔した。木々が彩るアプローチを通り、玄関ドアを開けると、ポプリの爽やかな香りが漂い、赤べこやタコを模したオブジェなどが出迎えてくれた。

Aさんの家づくりのきっかけは、お子さんの誕生によりそれまで住んでいたアパートが手狭になったことだった。「担当者との打合せが楽しくて」と語るご主人からは、打合せ中の思い出話が詳細に飛び出してきて驚かされる。「コンセントの位置や見た目へのこだわりは、私たちでは気づかないところ。隣の家からの目線を配慮した窓の取り方と植栽の植え方が嬉しかった」と奥さまは話す。

続く

eps.18 五感で感じる、家族の日常

新緑の木々が出迎えるすまい

新緑の若い緑に彩られた、住宅街の中でひときわ目立つ、Kさんのお宅を訪ねた。今年の秋で築1年を迎えるKさんのすまいでは、庭の新緑を楽しむのは今年が初めて。「ここ一週間ほどで、庭の木々が一気に芽吹いて、びっくりしました」と話してくれた。
それぞれ宮城と岩手の浜育ちというKさんご夫妻は、第一子の妊娠をきっかけに家づくりを考え始めた。一級建築士のご主人は建築を生業にしており、当時住んでいたアパート近くで工事中だった零のすまいに興味を持った。「何棟見に行っても、いいなと思ったのは零の家で。床板の触感や木の家の空気感など、五感で感じる心地よさがあった」と話す。

続く

eps.17 零の家で過ごした12年

築12年の大屋根のすまいを訪ねて

泉区南光台にある、築12年の大屋根の住まいを訪ねた。飴色に色づいた床と背の高い庭木が、Yさんご家族の丁寧な暮らしぶりを物語る。海外のお土産というクッキーと、上品な桃の香リの紅茶でもてなしてくれた。
Yさんの家づくりは、「国産材をふんだんに使った、職人さんが手仕事でつくる木の家に住みたい」という想いから始まった。 材料だけでも、手仕事感だけでもなく、それが両立していること。さらに、デザイン性も兼ね備えていると感じたのが、唯一零のすまいだったという。開業1年目でまだまだ実績もない工務店だったが、「ここで建てよう」と夫婦で話し、家づくりを進めていった。

続く

eps.16 ちょっとの手間が彩る日常

窓越しの雑木林と川の情景を求めて

春の気配が色濃くなってきた3月の中頃、築2年を迎えるHさんの住まいを訪ねた。(写真撮影 : 2017年6月)Hさんの家づくりは、子どもたちの成長に伴い、購入したマンションが手狭になっていったことから始まった。もともと空き家になっていた身内のすまいが市内にあり、そこを活用できればと新築に踏み切った。奥さまは、もとのマンションの、窓越しに望む雑木林と川の風景をとても気に入っていた。その情景を手放すのは悔しかったが、せっかく戸建に変えるならば、使い勝手も暮らし方もとことん理想に近づけたい。その想いで家づくりに取り組んでいった。

続く

eps.15 アアルトに憧れて

自然の中にある「癒しサロン」

水晶の器が奏でる幻想的な音色を、柔らかな日差しが包み込む―。
泉ヶ岳に向かう県道を走っていると、丘の上に赤い板貼と白い外壁が印象的なT様邸が見えてくる。そこは住宅、一級建築士であるご主人の事務所、リンパマッサージやセラピースクールを経営している奥様のサロンを兼ねており、イベントなどもたびたび開催されている。この日はセラピストのTARAさんが「クリスタルボウル」という音浴のセラピーを開催。ストレスの軽減や潜在能力の活性化、ヒーリング効果が期待できるのだそう。元々、葉山で暮らしていたTさんご夫婦だが、ご主人の転勤で仙台へ。そのときに感じた「のんびり」とした雰囲気が気に入って、移り住むことを決意した。

続く

eps.14 男の休日

猫と過ごす気ままな「休日」

奥様と子供たちのいない、休日の昼下がり。冬の日差しが差し込む窓辺で昼寝を楽しんでいる猫とご主人の二人きりの空間は、それでもどこか楽しそう。
今日は子供たちの卓球クラブで奥さんも夕方まで付き添いに。晩御飯の用意を任されたご主人は、手馴れた手つきで薪ストーブに火を入れる。普段から料理をたしなみ、朝はストーブの上でスープを煮込んだり、スキレットに玉子やウインナーを乗せて朝食の準備をすることもある。「帰ってくる家族をどんな料理で楽しませてやろうかな」。前日から色々な下味をつけた豚肉を取り出すと思わず笑みがこぼれる。フライパンに乗せ、焼き色をつけたあとは、ストーブの上でじっくり焼き上げる。一息ついて、缶ビールを開ける、この瞬間が最高の贅沢だ。

続く

Date fm 「zero-side station」
ダイジェスト

これまでの取材や、ラジオ番組で出会ったすまい手さんの言葉の中から、特に印象に残ったものをご紹介させて頂きます。

続く

eps.13 のびのび生きる

自然をまとったイニシエの地

北上川が旧北上川と分岐する地点。小さな集落をつくる細い路地を抜けた突き当たりに建つのは、石巻市桃生町のS様邸だ。色づき始めた森林の中に、パーマネントブルーの鮮やかな外壁。遊び心を掻き立てるL字の空間にやんちゃなジムニーが首ならぬ、車高を高くして出迎えてくれた。

続く

eps.12 動物と共に暮らす

母屋のとなりでスローライフ?

白石市の郊外を抜け、福島との県境に程近い山間部。高速道路の高架下に車を停めると、人懐っこい黒柴のゴロに、お腹いっぱいに草を食んでいたヤギのメイが出迎えてくれた。

続く
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