
暮らしを手に取り戻す。
お疲れ様です。
疲れてないけど。
オノ@零です。ヒゲメガネです。
絶賛工事中、お盆休み明けにオープン予定の「杜くらし愛子中央」がいい感じです。
今日はスタッフのみんながよっちゃんに御指導頂きながら下草上をしてくれました。雨の中。
雨が降って大変だったけど、植え込みとしてはやりやすかったのかも。
私は別の任務を遂行していたので、最後に顔だけ出してヒンシュクな感じでした(笑)
バルコニーから記念撮影。
この「杜くらし」プロジェクトですが、単に緑量を増やして杜の都仙台を取り戻す、
という事だけはなく、もうちょっと深い想いがあります。
「暮らしを取り戻す」
以前はエネルギーを自分たちの手に取り戻す、という意味でこの言葉を使っていましたが、
エネルギーだけではなく、暮らしそのものについてそんな想いを持っています。
例えば休みの日に「遊ぶ」という行為を選択する時。
どこかのアクティビティにいってお金を払って、
そこの遊び方の指示に従って遊ぶ。
テレビゲームもそうですね。
しかし、本来の遊びってそうだろうか。子供達に本当に必要な遊びってどんなだろう。
遊びも本来なら暮らしの中にあった気がするんです。
暮らしの外のアクティビティではなく。
親子で一緒にお菓子を作ったり、
庭になった木の実を食べたり虫を捕ったり、
火を起こしてみたり、ナイフで木の枝を削ってみたり。
遊び方は自分で考えたほうが楽しい。
温熱環境もそうです。
例えば窓は常に閉めっぱなしの部屋でエアコンでピピッと自動制御。
暑かったら簾で日陰を作ってみたり、水をまいてみたり、
植物を抜ける風の気持ち良さから、なんでだろうか?って考えてみたり。
エアコンを使うとしても、どのように使ったら省エネルギーで快適になるだろうか。
そもそもなんでエアコンって冷たくなるんだろうか?
勉強はすっかり生きていくための知恵から受験のためのスーパーウルトラ暗記クイズになってしまいました。
では、辞めましょう。取り戻しましょう。
自分たちの手の中に暮らしを取り戻しましょう。
料理する楽しさ。
庭の木の手入れをする気持ち良さ。
そんな疑問と解決の想いに共感してくれる方が沢山いると信じています。
そういう想いで「杜くらし」も始めました。
お盆明けにはオープンします。ぜひみてもらいたい。感じてもらいたいです。
庭で採れたビワの実のを食べながらそんなブログを書いてました。
おしまい。
代表取締役社長
一級建築士 小野幸助
消費型の家づくりと化石燃料依存からの脱却を志し2005年に(株)建築工房零を設立。以来、社是「地球と暮らそう」を具現化する事業を、自然素材と自然エネルギーを利活用する家づくりを中心に展開。震災後更に、自然エネルギー推進活動に全力で取り組んでいる。
