
零の家がまだまだ良くなりそうです。
お疲れ様です。
疲れてないけど。
3ヶ月前に来た長野県は松本にまたお邪魔していました。
(前回は「信州木造住宅協会」さんの勉強会で講師をさせていただいていました。)
新幹線の中でブログを書いています。
今度は講演や講師ではなく、外壁の材料の勉強と打合せです。
零の家の次のステージとして最近は付加断熱(充填断熱と外断熱のダブル断熱)に取り組んでいますが、
今回松本まで来たのはあるテーマがあり、
付加断熱と高耐久の外壁材の両方の課題解決が出来る材料・工法を学んで来ました。
結論から言うと、かなり予想を上回る成果でした。
この材料と工法は全くデメリットが無いとは言えませんが、
以前から問題だと感じていた数年しか持たないコーキング(シーリング)を使わずに
長寿命、小メンテナンス(ノーメンテではない)を実現できる材料と工法です。
参考
材料がいくらノーメンテナンスでも取り合いをコーキング に頼っていては意味がありません。
コストは多少上がってしまいますが、
数年ごとのメンテナンス経費が落ちるため、
それ以上の価値をお届けする事が出来そうです。
もちろんこれから精査が必要ですが、楽しみです。
課題の1つが外壁材の耐久性と汚れ。
この外壁材は撥水性が強く、しかもその効果が数十年続きます。
ドイツで50年以上の実績があるのでそこは信頼できるかな、と。
*しかし、正規輸入品ではない並行輸入品が出回っており、
施工方法や品質管理などで課題が色々あるとのことでした。
施工にはかなりの技術を要するようで、
東北の担当施工店となる友美装さんの職人さんたちがみんなで研修を受けて施工と筆記のテストを受けていました。
結構落ちるそうです(笑)
さらに試験に受かったからと出来るわけでもなくそれは最低限で、
通常は一年以上修行をしなければならないとの事。
これから松本で修行をする話をしていました。
これから東北も北海道の様に高断熱が標準となっていく世の中で、
ハードルは高いが理想に近いかもしれません。
松本に来たからには、と言うことで、
先輩?仲間?の工務店さん達にご挨拶と展示場見学。
北澤建築さんの工場は美しすぎる木造大空間という事で、
レクサスの広告や乃木坂46?の撮影に使われています。
http://www.tkbc.jp/45_kitazawakentiku.html
ショールームの全開口サッシを抜ける風の気持ちいいこと。
湿度が低いので温度が高くてもエアコンが要りませんでした。
うらやましい。
これから仙台に戻り、宮城県優良住宅協会の理事会です。
(副会長を仰せつかっています)
前回の信州木造住宅協会に来て感じたのは、
協会の同業者の仲の良さと学ぶ姿勢。
宮城もぜひ業界の為にそうしたいと強く想っています。
今月もまた出張続き。
せっかく夏休みになった子供達との時間を作れていないので、
来週はムリクリでも時間を作って釣りキャンプに行って来ます。
おしまい。
代表取締役社長
一級建築士 小野幸助
消費型の家づくりと化石燃料依存からの脱却を志し2005年に(株)建築工房零を設立。以来、社是「地球と暮らそう」を具現化する事業を、自然素材と自然エネルギーを利活用する家づくりを中心に展開。震災後更に、自然エネルギー推進活動に全力で取り組んでいる。
