
暮らしを自分の手の中に取り戻す。
お疲れ様です。
疲れてないけど。
昨日は社員のみんなと地元の賀茂神社に裸参り。
二日酔いの今日は常務と二人で青森設計室に出張です。
青森では福井室長が孤軍奮闘。
陣中見舞いと青森の雪に対する建築を見に行きます。
仙台はほとんど雪が降らないので。
関係ないけど、国際的に色々なことが起きていますが、
日本は相変わらず外に甘くて身内に厳しいですね。
戦後の自虐教育の賜物ですね。こりゃ。
今の家づくりはとにかく
メンテナンスフリー
フルオート
に向かっています。
便利で素晴らしいことですが、なんか、この二つが進めば進むほど、
同時に自分達の「暮らし」が他人に依存していくような気がします。
機械
大企業
政治
海外
自治体
国
アメリカ
・
・
依存が進めば進むほど不安が増えるような気がします。
逆に、自分たちの手の中に暮らしを取り戻せば、
政治がどうなろうが、
国際情勢がどうなろうが、
石油がどうなろうが、
自分達の手と足で行きていけるという安心感がある気がします。
実際、ドイツやオーストリアに行って感じたのは、
みんな環境や次世代のことを考えて自然エネルギーをやっているというよりは
今現在ロシアの天然ガスパイプラインや中東の石油に頼っていてはヤバイ、という肌感覚がだったと思います。
だから、再生可能エネルギーとか自然エネルギーとかって感覚より、
自前のエネルギー、って感覚なんですね。
実際、私が2度目のオーストリアに行った時には
ウクライナが内戦でドンパチやっていて、
ロシアが天然ガスのパイプラインのバルブをキュッと締めて、
ロシアが軍を出してどさくさ紛れてクリミア半島をパクってしまった時です。
私はラジオでよくテフロンと無垢の鉄のフライパンの話をします。
テフロンのフライパンは便利だけど、傷がついたら捨てるしかありません。
無垢の鉄のフライパンはめんどくさいけど、なんか足腰強いですね。
何年でも使えます。
足腰の強い暮らしを取り戻したいもんです。
おしまい。
代表取締役社長
一級建築士 小野幸助
消費型の家づくりと化石燃料依存からの脱却を志し2005年に(株)建築工房零を設立。以来、社是「地球と暮らそう」を具現化する事業を、自然素材と自然エネルギーを利活用する家づくりを中心に展開。震災後更に、自然エネルギー推進活動に全力で取り組んでいる。
