Q. 家に木を使うと、森林伐採になって環境破壊になるのでは?

A. 家をつくるのに最も多く使う自然のものは、木材です。
しかし現在の、国内木材需要の約80%が外国から輸入されており、近くにあるどころか、遠く海の向こうから、大量の燃料を費やし運ばれてきます。
また、木材といっても、合板や集成材の新建材が数多く流通しており、本来の特性を活かした「無垢の木」をつかった家づくりはあまり多くはないのが現状です。

果たして、なぜでしょうか。日本には使える木材がないのでしょうか。木材を切り出すことは本当に自然破壊につながることなのでしょうか。

これもまた、答えはノーです。
その逆で、日本の森はいま、木を使われないことで荒廃が進んでいる状態なのです。

日本の国土の約67%は森林です。これは、カナダよりもアメリカよりも多く、森林大国であるフィンランド、スウェーデンと肩を並べるほどの数値です。 そして、その森林の約41%が人工林です。 この事実にも驚きを隠せませんが、戦後の街の復興、そして成長のために建築材の需要が高まり、多くの木が伐採された結果、各地で針葉樹の人工林化が進んだのです。 こうした犠牲にもかかわらず、外材ばかりを使っていたことで、日本の林業は衰退し、過密に植えられた人工の森は必要な手入れもされないまま荒廃が進んでいるのです。 また日本へ安く木材を輸出するために地球上のあちらこちらの森が消滅していることも事実です。

私たちは、なるべく地元の木を使うことが、世界の森を守ることにもつながっていると考えています。 そしてそれが、家づくりをするものとしての未来に対しての責任であり、「まず、やれること」なのだと考えています。

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