木の家

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森は生命の源

日本の国土の約67%は森林。その41%が人工林です。この高い森林率にもかかわらず、森林自給率はまだ36%程度。今、日本の森は、必要な手入れがされず荒廃が進み、山崩れや森林機能の低下のリスクにさらされています。近くの山の木を使うことは、私たちの地域や命を守ることにもつながっているのです。

※森林機能とは、水源の涵養(かんよう)、国土の保全、快適な環境の形成、保健・レクリエーション、文化の維持および継承、生物多様性の保全、地球温暖化の帽子、そして木材や食糧の生産といった多面にわたる機能のこと。

木の家は第二の森林

太陽の光と水、そして二酸化炭素を吸収して大きく育つ樹木は、その姿を「木材」や「木の家」に変えても、温室効果ガスである二酸化炭素は蓄えられたままです。木の家を建てることは、街に森をつくること。もちろん伐採のあとは、植林して新たな循環をはじめる。若木ほど、二酸化炭素の吸収量も多く、地球温暖化の抑制にもつながります。

“本物の木”につつまれて暮らす

家の中は嘘だらけ。「木です」といいながら木目調だったり、「石です」といいながら石目長だったり、「塗り壁です」といいながらビニールクロスだったりもします。海外から石油を輸入し、それを原料に木目調の塩化ビニールシートをつくって、床材に貼る。わざわざそんなことをするよりも、地元の杉の木を使うほうが理にかなっているでしょう。それは私たちにとって「こだわり」でもなんでもなく、「あたりまえ」のことなのです。

テフロン加工フライパンと鉄フライパン、ふたつのフライパンがあるとします。テフロン加工フライパンは使い勝手はいいですが、傷がつきやすく一般的には3〜5年で買い替えることになります。一方、鉄フライパンはプレヒートが必要で、使い終わったら薄く油を塗って保管しないといけないなど、とにかく手間がかかります。ただ、メンテナンスしないといけないということは、言いかえれば、メンテナンスできるということです。

シートを貼ったプリント合板は、傷がつけば終わり。業者を呼んで張り替えてもらわないといけません。それが無垢の木であれば、傷ついたとしても中身まで木なので、安っぽさがなく、むしろ味が出ます。そんなふうに“本物の木”につつまれて暮らすことで、どんどんと家に愛着がわいてくるのです。