環境エネルギー【零の家づくり】

環境エネルギー
零が考える“小”エネ
私たちは、使っていないエネルギーを“省く”こと、使うエネルギーを“少なくする”ことに加え、エネルギーを“小さく”することにも意識を向けています。言いかえれば、自分たちの手の中にある地域の自然エネルギーに依存するのではなく、地域にあるものを、地域にいる人でまかない、暮らしていく。その循環と安心の中に暮らしをつくりたいと思っています。
木質バイオマスエネルギーの活用
木をエネルギーとして使うメリットは、「カーボンニュートラルで新たな温室効果ガスを生まない」、「循環可能であり、持続可能であること」にあります。そして、日本にはそのための十分なポテンシャルがあるのです。私たちは、薪ストーブやペレットストーブの炎の持つ暖かさとともに、こうした未来を、ひとつずつ広げていきたいと思っています。
※カーボンニュートラルとは、木のライフサイクルの中で、二酸化炭素の排出と吸収がプラスマイナスゼロであること。
次世代への責任
2005年7月、株式会社建築工房零は「脱・浪費型社会」「脱・化石燃料」を掲げ創業しました。その想いは、自身も被災した東日本大震災のほか、全国で多発している豪雨や台風の被害を目の当たりにするたびに強さをましています。私たちは、どんな素材を選び、どんなエネルギーを使うのか。その一つひとつの選択が、未来をつくっているのだということを知っています。そして、それに対してプロとして責任を持ちたいと思うのです。
SDGs(エスディージーズ)の取り組みもそのひとつ。SDGsは新しい概念のような気がしますが、環境や自然、持続可能といったことことは、人間として非常にプリミティブな考え方です。そして、これは利益が出てから行う活動ではなく、逆説的ですが、取り組むことによって利益が出る性質を持っています。未来のために、自分たちの暮らしを我慢したり、なにかを犠牲にしたりする必要もありません。みんなで考えて、みんなでわかちあうものなのです。どこか遠いところにある課題を、手の届く幸せに変える。零は家づくりを通して、それを実現させていきます。
※SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で、2015年の国連サミットで採択された国際社会共通の目標のこと。