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ゼロ村の最近の活動

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ゲスト/NPO法人 森の蘇り 大西さん(理事長)、難波さん(副理事長) from 静岡

 

皮むき間伐「きらめ樹」とは…

 

「皮むき間伐」とは、従来の従来の間伐方法とは異なり、木の皮をむいて、ゆっくり立ち枯れさせ 一年半後に乾燥した状態で間伐するというものです。そのため、女性や子供でも参加でき環境意識の高まりととも に全国的に広がっています。皮むきした木や森がキラキラときらめくことから、皮むき間伐をはきらめと呼ばれています。
今回は、その「皮むき間伐」の中心的な活動をなさっている
NPO法人 森の蘇り理事長であります、“大西義治さ ん”と、副理事長で森林インストラクターの難波さんに静岡よりお越し頂き、森の大切さ、手入れの必要性などのお話を伺った上で、木の選定、皮むき間伐の体験を行いました。

 

日時:7月10日(土)16:30~19:30/会場:太陽と棲む建築士の自邸 2階

テーマ:森の座学会「日本の森・世界の森の問題と希望の共有化」

ゲストスピーカー:NPO法人 森の蘇り 大西さん

 

皮むき間伐の前日に開催された座学会。NPO法人森の蘇りの大西さんに約2時間に渡り、世界の森の現状と、私たちがここ10年ですべきことについて熱くお話しいただきました。参加された方は、木材屋さん、林業従事者、造園屋さん、すまい手さん、家づくりをご検討中のご家族さん、環境意識の高い公務員さん、学生さん、子育て中のお母さん、そして、私たち建築屋さんの、総勢16名。ポイントは、次の通り。

・日本が世界の森を集中豪雨的に破壊してきたこと。それは、場所を変えて、今でも続けられているということ。

・世界第2位、68%の森林率を誇る日本の木材自給率が僅か、20%であること。

・正しい情報を自ら手に入れ、発信・共有化していくことの大切さ。与えられる情報は、既に操作されている可能性が大。

・日本では、植林よりも木材の利用が急務。適正に間伐が行われれば、それだけで、国内需要量のすべてが賄える。

・人体には食べのもよりも、空気が危険。特に57%を占める室内空気からの摂取物質にはもっとも注意が必要。

・合板や集成材で作られた家には、ドラム缶1本分の接着剤が使われているという現実。

・一般の人でも可能な皮むき間伐には、新たなビジネスと暮らし方の可能性が溢れている。

・私たち一人一人の小さな力を集めることによって、じわりじわりと世界が変わるということ。もう一度「森の民」になろう。

座談会では、話を聞くだけではなく、様々な立ち位置からの様々な意見が交わされ、非常に意義のある会になりました。

あとは、参加者一人ひとりが発信者となって、行動していくことですね。

 

引き続き行われた懇親会では、森の話、原子力の話、零の話、子どもたちの話など環境トークで白熱。

そして、それにもましてヘビースモーカーであることが分かった大西さんへの突っ込みトークで盛り上がりました。

それでは、明日もよろしくお願いしますっ!と、いうことで、やや遅めの10時にお開きになりました。

 

日時:7月11日(日)9:00~15:00

会場:宮城県蔵王町の手入れのされていない人工林

活動:皮むき間伐「きらめ樹」体験会参加者:総勢37名

 (1)遠くは、栃木、岩手からも…    (2)まずは、大西さんから森の話を… 
朝7時に事務所を出て、8時すぎ蔵王に到着。準備を整え、予定をちょっと遅れて9時20分頃からスタートしました。遠くは、栃木県や、岩手県からの参加者もあり、感謝、感謝でございます。同志がいるって嬉しいですね。どんどん広げていきましょう。  

まずは、大西さんから世界の森、日本の森の現状と、求められていること、そしてできることとしての皮むき間伐のお話をお伺いしました。昨日のお酒の影響もなく、熱く語る大西さんは、とてもカッコいい!のです。

(3)木の命をいただくお祈りをします   (4)やり方を教えていただきましょう! 
食事の前の「いただきます」と一緒です。木の命を頂くことに対して、お塩と、お米、それとお酒を根元の周りにまき、お祈りをします。私たち人間もみな、循環する生命の環の中で生かされていることを感じます。    森林インストラクターでもある難波さんに、皮むき間伐・きらめ樹のやり方を教えて頂きました。まずは、のこぎりで樹の根元にぐるりと切れ目を入れます。樹皮が切れている目安は、白い粉が出てくること。
(5)竹べらで、樹の皮に切れ目を入れましょう!   (6) 竹べらと木づちで10cmほど皮をめくりましょう。
竹を加工したヘラで、むき始めの縦線を入れていきます。ちなみに竹べらは、栗駒木材さんからお借りしました。ありがとうございました。   縦線を手掛かりに、竹べらと木づちを使って、10センチほど皮をめくります。竹べらは、最初は立てて、徐々に寝かせて使うのがポイントです。 
(7)さあ、いよいよ剥がします!きらめき~!!   (8)よっし!剥くぞー! …その前に
めくった皮を両手でつかみ、樹皮を高く高く剥がしていきます。樹皮の間から虫が入らないようになるべく高く剥くようにしましょう。手で剥くのではなく、掴んだまんま、後ろに下がりながら、体全体を使って剥くようにすると途中で切れにくくなります。  

やり方を一通り教えて頂き、よっし、剥くぞーの状態ではありますが、今回は、間伐の対象となる樹を選ぶ、「選木」から作業から始めます。

まずは、木の山側に立ち、地上120cmの高さの円周を測ります。

(9)直径と断面積を算出しましょう!   (10)それぞれの木の情報を記入しましょう!

測った円周から直径を求めましょう。エ~。どう計算するんだっけ~?ご安心ください。

直径=円周÷3 

で求められます。

断面積は、↓の間伐計画早見表を使い算出します。

 

上段左/エリア番号

上段右/樹種

下段左/直径

下段右/剥く or 剥かない

(11)間伐計画早見表で剥く・剥かないを検証!

  (12)剥く樹には目印のテープを巻こう! 

50㎡の正方形をエリアの単位として、そこに立っている樹木について断面積を書き出し、合計を出します。太い順に足していき、胸高断面積が40㎡(1ha換算)になるように調整します。つまり、50㎡以上であれば混み過ぎ、30㎡以下であれば空き過ぎとの判断になります。

  検証の結果、間伐の必要のある樹には目立つ色のテープを巻いておきましょう。最終的は、ちょっと離れた所から森全体を見渡し、剥く、剥かないを判断します。
(13)さあ、いよいよ剥きますよ~!   (14)どんどん剥きますよ! 
 
(15)あんな人、こんな人。   (16)トン汁の火の番は、子どもたち。
 

(17)いただきま~す!労働のあとの外ご飯は格別です。

どうですか?きらめいてると思いません? 間伐せずに残す木ってこんなにも少ないんだな~と感じます。でもそれで正常なんですね本来は。いかに、混み過ぎの荒れ果てた森が当たり前な状況になってしまっているのかを痛感せずにいられません。

 

(18)剥いた皮を、エリアを囲むように敷きましょう!   (19)おまけ企画。森の植生の話。 
この森では、2年後に木を倒し、運び出す予定です。その間、エリアの目印となるように、剥いた皮を敷いていきます。まるで、グリーンカーペットのようですね。うっそうとしていた森が、本当に綺麗になりました。まさに、森の蘇りですね。   森林インストラクターでもある難波さんが、森の植生について教えてくれました。間伐をすることで、地表まで光が差し込む→様々な植物が育ち出す→様々な虫が来る→様々な鳥が来る→鳥が実を食べ、糞と一緒に大地にタネを蒔く。森は、そうして健康に、豊かになって行くのだそうです。
(20)クワの実をいただく。    (21)森の妖精。
鳥さんも大好きだというクワの実を頂きました。想像よりも酸っぱくなく、甘い美味しい実でした。自然の中に身を置き、自然から命をいただき生きている私たち。すっかり忘れていた当たり前のことを感じ、取り戻すことのできた1日となりました。大西さん、難波さんありがとうございました。  

…そうです、この二人が森の妖精です。

こんな、遊びのできる子ども達って素敵ですね。大西さんのいう「森の民」って、この子たちのことなのかも知れませんね。こんな輪を、楽しみながら、どんどん広げていきましょう!