株式会社 建築工房 零

零 Zero



プレス情報

コミュニティー情報誌「ZONE」表紙取材

若き建築士は、キラ星のごとくエネルギッシュに行動する。
自然素材にこだわって木の家、自然素材の家に暮らすことを提案し続ける。
机上の論理だけの設計はしない、頭だけで考えた家はつくらない、
現場で実践して体でおぼえたやり方で家をつくるという強い信念を持っている。
大きく設計するのではなく、小さく設計することを実践している。
そうすることによって必要な間取りを効率よく配置でき、
無駄のないプランが提案できるから。机の上でイメージだけを膨らませて設計図を
描くのは性に合わない。構造と間取りは素直な関係であるべきと彼は言う。  実際の生活に合ったプランは実用的で、目先の美しさや派手な演出はないかもしれないが、
100年先を見据えたしっかりしたプランが提案できるようでありたいと目を輝かせる。  彼は、設備系のエンジニアを経由して建築の世界に入った、いわば建築界の異端児。
建築の専門学部を出たわけではないから、いつも気持ちの中に「ゼロから始める」という思いがある。
社名の由来でもある。  キッチンや洗面台、浴室まで手作りする零オリジナルプランもあり、住みたい家づくりに情熱を傾ける。
その裏には、彼の周りで力を貸してくれる人生では先輩の社員大工の存在が大きい。
県内産、国内産の無垢の木に執着する。壁材はもちろん土壁、漆喰、天然石を使う。
耐久性があり、大規模地震に対してもねばり強い対応ができることから伝統構法という木組+貫構法を
メインとして、時に応じて在来構法などをとり入れている。  自然素材は時が経つにつれ強くなり、住むほどに美しくなる。県内産、国内産の木にこだわることが、
日本の森の再生と世界の森の保護につながるし、子どもたちの住む世界、次世代を考えたモノづくりが
今求められているのではないだろうか。  会社に併設しているショウルームでは自然木の香りいっぱいのサンプルやプランが気軽に
手にとって見ることができる。積極的に地域との連携をはかり、親子で参加できるワークショップを
主催したりして、子どもたちと一緒に泥練りや荒壁塗り、漆喰塗りなどをしている。  彼の設計図は手描き。コンピューターでカッチリきれいな線を描くピッとしたものではない。
ぶこつな感じの太い鉛筆で書いた線には何かぬくもりがある。「設計した家の模型をつくってお客さまに
お渡ししてあげると喜ばれるんですよ」
 赤松の太い梁、木目の走るテーブルカウンター、無垢の木の床など、裸足で暮らせる気持ちの
いい家をつくりたいという。  彼のつくる「家」は、家という箱物ではなく、家族が集う「空間」であり、生活そのものなんだと
思い知らされる。


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